貸与型奨学金は無利子でも返済が必要な借金

進学に必要な奨学金 返済まで考えて

私は高校、大学と奨学金を借りて学びました。

高校の奨学金は私が知らないところで借りることが進められており、高校の途中まで奨学金の貸与を受けていることすら知りませんでした。既に高校で奨学金を借りているので、大学への進学を考えるためには奨学金の貸与が必要でした。

給付型奨学金や公務員の大学校に入学できるだけの成績はなく、大学に合格すると一般的な利子なしの奨学金を受給しました。高校は月1万円の奨学金で高校卒業後5年以内に返済、大学は月2万の奨学金で卒業後10年以内に返済する条件でした。高校と大学で借りた二つの奨学金をあわせると総額136万円の借金を抱えて社会人となり、自分で奨学金を返済することになりました。

返済計画を作成し、借金返済し完済へ

奨学金の貸付元からは返済計画を求められます。返済期限内であれば返済計画の自由度はありますが、返済が滞ると次の奨学金貸与予定者に支障が出ることの連絡はありました。就職する前から返済計画を作成したので、就職後は返済計画に合わせて収入から先取りしました。一番厳しいのは1年目です。

高校時代の奨学金は高校卒業後5年以内の返済条件であり、大学に進学した場合の返済猶予はありません。最低でも、社会人1年目で36万円返済する必要があります。大学時代の奨学金は9年で返済計画を作成しました。1年目に3万円、2~8年目はボーナスで返済することを想定して各6万円で年12万を返済、9年目は残額9万円を返済する計画です。

まず考えたことは、1年目は生活に支障なければ車は持たないこととボーナスの手取り額はすべて奨学金の返済に充てることでした。手持ちの預金が20万円ほどあったので、ボーナスの返済に不足分は預金から下ろして支払い、返済のためのローンは組まずに対応できました。1年目は車なしの生活で乗り切り、2年目に車を保有しましたが、奨学金の年間支払額も減ったことからボーナスの手取り額から奨学金の支払いができました。

収入は奨学金返済優先で次に預金確保を進めることで、5年目で奨学金返済の目処が立ちました。奨学金返済の目処はたったものの、繰り上げて返済することはなく、当初の計画通り9年で返済し、社会人9年目でやっと借金生活を脱しました。

私の場合、収入が減ることなく返済が遅延することはありませんでしたが、返済するために十分な収入が得られない場合、返済を猶予できる貸付先もありますので、収入の状況によっては貸付先と相談することも選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。

奨学金は必要最低限で

貸与型の奨学金は借金です。

借りる人や利用する人が借りる前によく話し合って、返済者や返済方法についても考えた上で、決めることをお奨めします。収入が少ない家庭には給付型の奨学金が選択肢として利用できます。まず、給付型の可能性を探り、次に貸付型を検討してみてはいかがでしょうか。奨学金を利用することは、収入が少ない人でも高等教育を学べる利点があります。

学業をおろそかにせず、自分の身の丈にあった奨学金を借り受けて、自分の可能性を大きいものとして下さい。貸与型の奨学金を借りるときは、借金なので必要最低額にするよう気を付けましょう。