母親が末期がんなのにソープ嬢にはまって100万借金した話

親が入院をした。

末期のガンだそうだ。もう助からないって。入院している病院は家から2時間弱。
毎日話をしに仕事帰りに通った。話せる時間が残り少ないから、少しでも彼女を安心させたいと。
大丈夫だよ?あなたがいなくてももう大丈夫な歳だから、もう頑張りすぎないで楽になってほしい・・・

そう思い、その日も病院の面会時間ギリギリまで居て病院を出る。

また明日来るね。と声をかけ、帰路につこうと思った・・・が、ムラムラする。
さっきの看護師のお姉さんの姿に、いけない妄想をしていたんだ。全然大丈夫な歳ではなかった。

ソープへ行った。今日はたまたま人気No1の子がキャンセルになって空いているらしい。
こんなことは本当にないんだとボーイさんが言うので即決。

No1というだけあって最高のサービスを受けた。

その子は本当に予約がとれず、出勤日は朝1で電話しても予約が取れない日だってあった。
病院には毎日通う、ソープには週一で、時にはその子じゃない子にも通いだした。

お金が無いわけではなかったがジリジリと貯金が底をついていく、
手を出したのは消費者金融。最初は10万、上限枠が少しずつ30万、100万となった。

典型的な借金地獄である。

ある日母親は居なくなった。残ったのは100万の借金。まだ誰にも知られていない借金。

遺産は父親が管理しているので手を付けられない・・・

むしろそれで厚生の道を歩めるようになった。

自力で切り詰めて返すしかないんだと思った。
煙草をやめた。月2万近くこれで浮く。
外食を可能な限り減らした、外でお酒を飲む機会も削った。
これでたばこと併せて月に5万近く浮くようになった。

料理をはじめてみた。
副作用で安い食材を探すようになった。
あちこちと走り回りながら、安く一品を作るのが楽しくなった。

ソープ断ちから数か月が経った時にもう一度お気に入りのあの子の所へ行って抜いた。
サービス内容は大満足、だけどもう同じ轍は踏まない。
学ばない奴は一生地を這う。適度に息抜きに来る場所なんだここは。
「目標の貯金額に達したらまた来るよもうすぐ通帳に1000万貯まるんだ」とかっこつけたが、
実際のところは借金を返済したら。借金を返し終わったらまた行こうと思っていた。

借金に関しては副業や夜勤をすることもなく、確実に少しずつ減らして行った。
1年ちょっとかかっただろうか?結構なんとかなるもんである。
お気に入りのあの子はもうお店をやめていた。

母親も居ない、お気に入りのソープ嬢も消えた、借金だって消えた。
もう何も残っていないような気がしたけど、健康な体と、毎日への希望が残った。
こんな言い方は変だが、借金をしてみて、経験して必死になってみて良かったと思う。
本来ならしなくていいのだが、あの時期に確実に人生の底をみた。

今借金に苦しんでいる人間がいるなら、もし間に合うなら、まずは返済を頑張ってほしい。
切り詰めて返済しきった後こそ、今後の人生の面白い選択肢が待っているから。